ちゅみちゅみのひとり言
 

久しぶりにひとり言を言いたくなりました。

転職上手、と言われる私がこれまで出会ったきつい仕事、面白い仕事、楽しい仕事など

思い出を交えて書いてこと思います。時間があれば読んでみてね。

 

 

             楽しかった東京研修...

           あれは2001年秋頃。求職活動中だった私は新聞の求人広告に「営業」の仕事を見つける。今まで

          営業、という仕事はやったことが無い。人に頭を下げるのも嫌いだし、お世辞も大嫌い。ストレス

          に弱い頭皮を持っているし、それが分かるのか営業で入っても企画なんかに配属される事もあった。

           自分でも「営業は無理!!!」と分かっていたけど、給料につられて面接を受ける事にした。具体的な

          数字を書くのはやらしいので止めとくけど、この不景気にこの給料はなかなかもらえやんに!!!うん。

           前にどこかで書いたけど、面接を受けて落ちることはまずない。目をキラキラさせて意欲的に見せ

          る術と相手がどういう言葉を望んでいるかを感じ取る術を存分に生かし、面接に臨んだ。

           そして予想通り合格!!!よっしゃ〜、という感じだった。

 

           この会社はドイツワインの訪問販売をしてる。研修は東京。しかもホテルに1ヵ月滞在し、一定の

          ノルマを達成しやんと不合格になるらしい。東京で研修???1ヵ月も???そんな...うれしい♪

           美味しいお店をいっぱい回れて、向こうにおる友達にも会える!!!おいしいやん、この仕事!!!

          ひたすらに前向きな私はうきうきしながら出発の日を迎えた。

 

           東京での滞在先は蒲田にあるホテル。そう、砂の器で赤井秀和が殺されたあの蒲田。

          そこから品川にある会社まで電車で通う。電車で通勤、なんてこれまで経験が無かったから

          それも面白かった。

           初日から一週間は業務の内容やワインの勉強、営業の仕方などの勉強だったので帰りにみんなで

          ご飯を食べに行ったり、何だか学生に戻ったみたいな気分だった。全国から集まった研修生は総勢

          60人ほどだったと思う。それがみんな蒲田のホテルに滞在して一ヶ月を過ごす。その一ヶ月の間に

          気が合って付き合う者も居れば、「やってられるか」とばかり途中で辞める者も居る。

           私はといえば、最初の一週間、楽しい事ばかりだった。ワインに関する講義も興味深かったし、

          講義の後にはワインの試飲なんかもある。空腹で飲むから酔いも回る、回る...そしてそのまま

          帰りにみんなでご飯を食べてホテルへ帰る。あ〜、ええな〜、楽しいな〜。友達もすぐに出来た。

          後ろの席に座っていた村上里佳子にそっくりなM子だ。彼女は静岡の子だった。なぜ私に話しかけて

          くれたのかは分からないけど、気付けばいつも二人でつるんで出かけるようになっていた。

           一週目の最終日、ワインに関するテストがあった。ほんなん点数悪かったってどうっちゅう事ない

          やろ、と思とったら点数が悪いとクビ、との事。M子と必死に勉強する。

          あんまり一生懸命やったもんで今でも言えるよ。ドイツワインの格付け。トアベアシカク、って

          覚えたん。トロッケンベーレンアウスレーゼが一番上、一番下がQBA(クーベーアー)。今となっ

          ては何の役にも立たへんけど。

           次の週、本格的に営業の研修が始まった。内容としてはワインの味の好みなどのアンケートに

          答えてくれた人にプレゼントのワインを持ってって、数本ワインを試飲してもらい、気に入れば

          いや、気に入られるように持って行き、ケースで買ってもらう、というものだ。(18本)

           アンケートハガキは一応区毎に束ねられており、その中から自分で選んだハガキを元にアポを

          取る。これ、なかなか大変なのである。だって相手は「アンケートを返送して頂ければワインを

          プレゼントします」と書いてあるから返送したのに、いきなり家に行くから試飲して欲しい、て

          言うんやで胡散臭いと思うやん、普通。

          「家に送ってくれれば良いよ」「わざわざ来るの?」「売りつけようって言う事?」と言われる

          のをどうやって訪問にこぎつけるか。あたしは笑い飛ばす作戦でいった。「はっはっは、まさか」

          「試飲して頂ければそれで結構ですよ〜」などと言ってみる。アポはどんどん取れた。総勢60名

          の中で最多アポ数。おおお、結構簡単やんか。何てお気楽なあたしは思ってた。

          いよいよ、第三週目、訪問が始まる。ワインを保温性の高い特殊なキャリングケース<に入れ、/font>

          更にドライアイスを入れる。試飲用のワインが5本位。それにプレゼント用のワイン。重い。

          とんでもなく重いんですけど!!!下手にアポが多い分荷物も多い訳よ。これを持って電車、階段、

          一日中持ち運ぶ。これでワインが売れれば心も軽くなるんやろけど、「試飲してもらえば結構です

          から」と言ったおかげで相手は買う気ゼロ。荷物も気持ちも途方も無く重かった...

           私のひ弱な手は一日でマメがつぶれ、私のひ弱な心も一緒につぶれた。

          やっぱり無理なのよ、営業なんて。と再確認した仕事であった。それでも当初の計画通りおいしい

          店は食べ歩き、友達にも会い、結構有意義な一ヶ月を過ごせたのがせめてもの救い、というやつだ。

ちゅみちゅみのひとり言 その2

 

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