NZに住んぢゃった!!!
オーストラリアに住みたい、と思いながらも「色んな国で暮らしてみたい」と
いう気持ちもあり、ぺろちゃんの求職活動をしていたらNZで運良く求人があり
NZに引越しする事になりました。はてさてどうなることやら...
NZに出発するまで...
「ぺろちゃ〜ん、NZで求人見つけたよ〜♪」
全てはそこから始まった。某海外求人サイトでNZの日本食レストランが
シェフを募集している事を知り、ぺろちゃんの名前で履歴書を送って
みると、とんとん拍子で話が進み「NZに来て下さい」という事になった
のだった。NZとオーストラリア、オセアニアでひとくくりにされる位やで
よ〜似た国なんちゃう?住んでみて気に入ったら永住権申請しよに♪
なんていつものようにお気楽極楽なおいら達。
出発までそんなに時間も無かったので早速家族や友達に片っ端から
連絡し、自ら送別会を企画し、アパートを引き払い、ネットで格安の
航空券を探し...と慌ただしく準備をした。
NZに住むんや、と思いながらもかなり観光気分で「家族や友達に
簡単には会えなくなる」なんて実感はなかった。(今も無いかも...)
出発の日、恵美ちゃんに津のなぎさまちまで送ってもらい、フェリーで
中部国際空港まで行く事になった。恵美ちゃんは、いや、恵美ちゃんだけ
ぢゃなく、おいら達以外は「当分お別れ」というのを実感しとったんやな。
恵美ちゃんはフェリーが見えなくなるまでずうっと手を振ってくれとった。
4ヶ月経ってもその時の恵美ちゃんを思い出すと何か切ないような気持ちに
なる。その時はまだ旅行にでも出かけるような気持ちやったから笑って手を
振っとったけど...その後来た手紙に「あの日は頭が真っ白やった」と書いて
あった。
そんな恵美ちゃんの気持ちも知らず、おいら達はまだ見ぬNZでの生活に
思いを馳せ、NZのガイドブックを片手に「着いたらこれがしたい」「あれが
食べたい」などと呆れるほどお気楽な会話をしとったわ...
しかも中部国際空港に行くのが初めてやったもんでそれもうれしくて、
空港に着くなり写真やビデオを撮りまくっとったっけ。
そして前にもそうしたように機内食のデザートにりいの眠り薬を入れて
乗り継ぎのクアラルンプールまでのんびりと移動した。そこで数時間滞在し
いよいよNZへ。明日の朝にはNZに到着や♪
初めて来たよ、NZ♪
明朝、オークランドの空港に着いた。空港からおいら達が住むことになる
Takapuna(タカプナ)まではぺろちゃんの働く予定のレストランのオーナーが
送ってくれた。空港からオークランドの中心、通称シティを抜け、タカプナへ
向かう。途中、当たり前のように牛や馬が寝転ぶ様子を見て「お〜、何かNZに
来た、って感じするなあ」とこれから始まる毎日を思いわくわくしてきた。
りいはと言えば長旅で疲れたのか窓の外をぼんやり眺めとる。りいにしてみれ
ばNZに来たなんて理解出来てないもんなあ。寝とる間に連れて来られたんやし。
これから家族三人、ここで頑張って暮らしてこんな!!!えいえいお〜!!!
出発前にアパートは決めてあった(ぺろ吉と入れ替わりに日本に帰る人が
住んでた所に入ることになっとった)んやけど翌日からしか住めやんと言われ、
この日はタカプナのモーテルに泊まる事になった。
ドアを開けるといきなりベッドが二つ並んどって、奥に簡単なキッチン(と
言えるかしらん、ただシンクとミニ冷蔵庫、レンジがあるだけ)とお風呂が
あるだけ。まあ一晩だけやし清潔そうやし問題ないけどさ。
その晩はぺろちゃんが働く事になるレストランで食事する事になった。おい
らもどんな日本食か興味があったし、お店の雰囲気も見たかったで楽しみ♪
行ってみると結構奥に広くなったお店で混んどった。地元の人に人気の
お店らしい。
お刺身や天ぷら、おすしに照り焼きビーフなど色々食べてみたけどなかな
かいけるんちゃう?牛肉は・・・まあ、こんなもんか。
意外にもお寿司やお刺身がおいしかったんさな〜。お寿司はアボカドが入
っとってそれがカリフォルニアロールっぽい味でおいしかった。りいは気に
入らんだらしくベーと出してきたけどな。(汗)
その食事はオーナーがご馳走してくれて、さんざんワインなんかも飲んで
たけどありがたくお言葉に甘えたおいら達だった。
翌日はアパートまでレストランのスタッフの人が送ってくれる事になって
たから、おいらはやっぱりアラームが鳴る前に目が覚めた。こういう時はどう
しても気になって早く目が覚めるんさなあ。
朝ご飯のパンと牛乳を用意してぺろちゃんとりいを起こす。テーブルが無い
ので三人でベッドに並んでパンを食べた。
テレビを点けると子供番組がやっとる。これをりいは毎日見るんかなあ…
今はさして興味なさそうな顔しとるけど…と画面の中で歌い踊る五色の着ぐるみ
をぼんやり眺めながら改めてりいはここで成長してくんやなあと思った。
しかし一度も見もせずにアパートの契約してしもたけどどんなとこやろ...
今更そんなん思てもしゃーないけど。
そやけど、NZのアパートの家賃の高いこと。出発前、不動産屋さんのサイト
で調べとってたまげたよ。こっちは週払いなんやけど週400ドルとか500ドルと
か当たり前なんやもん。(ちなみに400ドルで34000円位ね〜)
まあ今まで住んでたアパートが安すぎるんやけどさ。田舎やったし。
で、このアパートはそれより大分安かったで決めた訳なんやけど、それだけ
に心配...ちゃんと住めるのかしらん。
アパートに着いてみると、古いけど「いかにも海外の家」らしくレンガ
造りの長屋、って感じのとこやった。
ちょうどお隣のおばあさんが出てきて、「これからここに住む事になりまし
た。息子がうるさくするかも知れませんがごめんなさい」と言うと「大丈夫。
私は耳が悪いから聞こえやしないわ♪」と肩をすくめて笑ってくれた。
彼女がレイチェル。その後、おいらにガーデニングを教えてくれることに
なるんさ。それはおいおい書いてく事にして...
他の家の人達は昼間は働いているらしい。でもみんなええ人らで、「今度入
る家族は小さい子供(りおん)がいるらしい」と聞いて「賑やかで楽しくなる
ね」と言うてくれとったんやて。安心したわ。
そしてその後反対隣のルーシーに出会う訳やけど、又ルーシーもめっちゃ
ええ人。家は選べるけどご近所は選べやへんでな。ほんまラッキーやったと
思うわ。
着いたその日に家具も何も置いてない家で住むのは辛いだろうとルーシー
がクッションと椅子を持って来てくれた。「使ってない物だから長く借りてて
くれて良いのよ」
誰も知り合いのおらんこの国で、この二人の存在が我が家にとってすごい救いに
なるのにそう時間はかからんかったわ...
実際、りおんもこの二人の事が大好き。ルーシーが車で出かける時にはガレー
ジを開ける音で気づいて窓に駆け寄り、見えやんようになるまで手を振っとるし
一人でもルーシーの家に遊びに行くし。
レイチェルが窓から見えると窓を叩いてスリッパのまま外へ飛び出していく。
「りおんが早くしゃべれるように毎日ちょっとずつでも話しかけるようにするわ
ね」NZに来て良かった。この二人に出会ってほんまにそう思うおいらなのだった。
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