オーストラリアに住むぞ!!!その7
シドニー初日♪
シドニーは私にとっては二回目。でもオペラハウスとか見た事なかったので、ホテルに荷物
を預けてから行ってみる事にした。ここで「は?シドニーに行ってオペラハウス見やんと一体
何をしとったん?」という声が聞こえてきそうやけど、前はずうっとカジノに入り浸っとった
のさ。ああ、そうさ、あたしはギャンブラーやでな。ええの、好きなんやで。
シドニーの駅からナポレオンまでは歩いて10分程。フロントのキャシーとは何度かメールの
やり取りをしていたので何だか他人のような気がしない。と言っても「あんまりお金が無いで
安うしてな」とか「場所が分からんで説明して」とか面倒な事ばっかり頼んどっただけなんや
けどさ。でも彼女は「あなただったのね♪」とめっちゃフレンドリーに迎えてくれた。荷物を
預けて「これからシドニーハーバーに行く」と言うと分かりやすい地図に更にしるしまで付けて
渡してくれた。ええ人や。ええ人に会うと本当に旅が楽しくなるよな♪
シドニーハーバーまでは電車で行く事にした。「歩いて行けるわよ」とキャシーは言うたけ
ど、普段無駄に歩かん主義の私には無理と判断した。初日から無理したらあかんわな、うん。
電車に乗るとシドニーの街並みが楽しめる。これが歩きとなるとそうはいかん。いつになく
速くなる自分の鼓動を心配する余り街並みを楽しむ余裕なんてなくなるからな。
シドニーハーバーに着くと観光地だけに修学旅行の生徒やらツアーの団体でごった返しとる。
修学旅行で海外旅行なんてありえへん。「あたしら長崎と広島やったに!!!」と言うとぺろちゃ
んも「おれらかって長野でスキーやったぞ!!!」何てゼータクな!!!と意見が一致した。
一回りしてせっかくやでクルーズでも楽しもか、という事になり、チケットを買いに行く。
さっきの修学旅行の団体も一緒だった。すぐに出発するらしかったので急いで乗り込む。
甲板の上に設置された椅子に座り、いよいよ出発♪
オペラハウスやハーバーブリッジを眺めながらシドニー湾を約一時間半かけて一回りする。
ちょうど日が落ちかけた時だったので本当にきれいだった。船から見える山沿いの豪華な家を
見て、いつかオーストラリアで家を建てよう、とこれからの夢を大いに語りあい、船に近付いて
来るカモメとたわむれ、いよいよ新婚旅行らしくなってきたな、と思う。
デッキが肌寒くなってきたので中に入るとさっきの修学旅行生たちはディナーを食べている...
「港に着いたらご飯やな!!!」私らの意見は一致した。
クルーズを終えた頃、私らは猛烈にお腹が空いていた。あかん、早くしやなケンカが始まる!!
急いで近くにおった修学旅行の添乗員のおばさんにお勧めのお店を聞く。ハーバーからすぐ近く
の、指を指して説明できるお店を彼女は紹介してくれた。そんなんほんまにおいしいん???
でも他に行くお店も思い付かんし、探す余裕も持ち合わせてない。私らはとりあえずその店に
入った。
結構混んでいたが頼んで上がらせてもらった二階にはお客はいなかった。オレンジジュースと
アップルジュース、お肉の盛り合わせ、パスタ、ティラミスを頼む。
ぺろちゃんはお酒が飲めない。私は飲めるんやけど別に飲まんでもええからいつも私らが頼む
のはオレンジジュースとアップルジュース。
ここの料理、期待してへんだけど結構、いやかなりおいしかった。おばちゃん、疑ってごめん。
おいしい料理を食べると私らは本当に幸せな気分になる。その幸せな気分をホテルに持ち帰り、
これからの計画を立てる事にした。
ホテルの部屋は地下にあった。そんなに広くも無かったがキッチンもちゃんと付いてて、きれい
なところ。私らはビデオや写真を撮りまくってから明日からの予定を話し合った。
フロントでもらって来たツアーのパンフレットをひとしきり見て、結局ブルーマウンテンツアー
に参加する事にし、すぐに予約を入れた。
朝6時頃にホテルの前に迎えに来てくれると言う。めっちゃ楽しみ!!!添乗員の人にお勧めのお店を
聞いて、そこに晩ご飯を食べに行こう、と決めて私らの第一日目は終わった。
シドニー二日目♪
二日目の朝、あいにくの小雨の中ブルーマウンテンツアーに出発♪
小さなバスに揺られる事約一時間。ブルーマウンテンに到着。傘を差して少し歩く。こういう時は
不思議と疲れを感じやんもんやな。昔から意味も無く何かするのは嫌いな性格の私はただひたすら
走る、とか大嫌い。マラソン大会もいつもサボっていた。忍耐力が無いのは生まれつきなのだ。
でも、美しい景色が待っているとなれば足取りは軽い。山道をずんずん歩いていくと、目の前に
広がったのは視界いっぱいの.....霧だった。へ?霧を見にわざわざここへ?でもマイナスイオンが
やたらと発生しているのかものすごく爽快な気分になる。本当はこの霧の下には一面にユーカリの
森が広がっているらしい。あ〜、残念。と思っていると...せっかくやで、と言わんばかりに少し
だけ霧が晴れたのだ!!!ちょっと鳥肌が立つような感覚を覚える。深い深い緑の森がどこまでも続い
ている。コアラが見たらないて喜ぶに違いない光景だ。コアラって鳴くんだったろうか...
バスに帰る途中、私の頭の中はコアラの鳴き声でいっぱいだった。
ブルーマウンテンツアーの添乗員はシェーンというオーストラリア人。非常に日本語が堪能で気
さくな人だった。帰りはホテル以外の場所でも下ろしてもらえるということだったので、お勧めの
おいしいお店を聞く。その内の一軒の前で下してもらった。
飲茶、飲茶、飲茶♪
シェーンが教えてくれたのはシドニーで人気の中華レストラン、Kam Fook Shark Fin
Restaurant(日本語では金福ね)だ。800人ほど入れるというそのレストランは行列が出来る
ほどの人気店。しかし、この時私らが行ったのはランチタイムを外してたのですぐに席に案内
してもらえた。ワゴンを押しながら店内を回っている店員が「焼売、焼売」「餃子、餃子」と
勧めてくれる。おいしそうな物をいくつか選んでいる内にテーブルいっぱいになってしまった。
最初にワンタンスープを一口。めっちゃおいしいやん!!!ぢゃあ、この焼売は...おおお☆
どれもこれも驚くほどおいしい!!!ブラボー☆ぺろちゃんと私はテーブルいっぱいに並んだ飲茶
を全部平らげた。私が一番気に入ったのがニラがたっぷり入った揚げ餃子!!!もぉ〜絶品。つい
でに頼んでみたピータン入りの中華粥もいけるいける!!!どこまでもいける味だった。
イタリアーノもボーノ、ボーノ♪
シェーンのお勧めの中華が余りにおいしかったのでこの分だと夜のお勧め、イタリアンの
Caminettもかなり期待出来そうだ。Kam Fookでご飯をお腹いっぱい食べたというのに私らは
既に夜のご飯の話で盛り上がっていた。
ホテルに帰って近くを散策しがてら近くのお店にジュースなど買いに出かける。あちこちに
私らの興味を引くお店があり、とてもぢゃないけどシドニーにおる間に全部回れそうにない。
あっという間に数時間が過ぎてええ加減にお腹も空いてきた。
歩いて行けばCaminettに着く頃にはお腹がぺこぺこになっているだろうと予想し、Kentst.を
をひたすら歩く。美味しい物が待っとると思うと不思議に疲れも感じない。15分ほど歩き、到着
したお店はなかなか感じの良いこじんまりしたところだった。
お店は店内と外でも食事が出来るようになっていて、バンドの生演奏をやっていた。周りは
地元の人たちばかりのようだ。ピザとカルボナーラ、ガーリックトーストを注文。私らの期待は
かなりふくらんでいる。
バンド演奏に耳を傾け、お決まりのオレンジジュースとアップルジュースを飲んでいると次々と
料理が運ばれてきた。カルボナーラにチーズと黒胡椒をたっぷりかけてもらい、一口...
「サンキュー、シェーン!!!」まさにそんな味だ。シェーンの舌に間違いはなかった。どれもこれ
も泣けるほどおいしい!!!胃が満たされていくのがうれしくもあり、悲しくもある。お腹がいっぱい
にならんだらいつまでもこの味を楽しめるのに...とまで思わせるおいしさだった。
この後ぺろちゃんはブラックオリーブ事件に巻き込まれる訳だがそれはちゅみちゅみのひとり言
を読んで欲しい...哀れ、ぺろちゃん。
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